仮想通貨詐欺の主な手口6種類と、見分けるポイント
手口は毎年新しくなりますが、構造は驚くほど似ています。SNS型投資詐欺・国際ロマンス詐欺を含む代表的な6パターンと、その途中で必ず現れる「共通のサイン」を知っておいてください。
警察庁の発表によれば、SNS型投資詐欺の被害額は2023年だけで約277.9億円にのぼりました。手口の名前は変わっても、被害者が「おかしい」と気づく瞬間はほぼ共通しています。それが「出金しようとしたときに、追加の支払いを求められる」という場面です。
1. SNS型投資詐欺
X(旧Twitter)、Instagram、Facebookなどで「毎月◯%の配当」「AIが自動で運用」といった投資話を持ちかけ、専用のグループチャットに誘導します。グループには「利益が出ました」と報告するサクラが多数いて、疑いを持ちにくい空気がつくられます。有名投資家や実在企業の名前を無断で使うケースも増えています。
2. ロマンス詐欺(投資勧誘型)
マッチングアプリやSNSで知り合い、数週間から数ヶ月かけて信頼関係を築いたうえで投資に誘導します。恋愛感情が絡むため、周囲が忠告しても本人が信じられないことが多く、被害額が大きくなりやすいのが特徴です。「一緒に将来の資金をつくろう」という誘い方が典型的です。
3. 偽の取引所・偽の投資アプリ
実在する取引所によく似たデザインのサイトやアプリを用意し、入金させます。画面上では資産が増えていくように見えますが、その数字はサーバー側で自由に書き換えられているだけで、ブロックチェーン上には何も存在しません。入金した暗号資産は、着金と同時に詐欺グループのウォレットへ移動しています。
4. ポンジスキーム(自転車操業型)
新規参加者から集めた資金を、既存参加者への「配当」として支払う仕組みです。最初のうちは実際に配当が支払われるため、被害者自身が友人を紹介してしまい、被害が広がります。「元本保証」「月利◯%固定」という説明が出てきたら、この構造を疑ってください。
5. 副業・情報商材からの派生型
「簡単に稼げる副業」としてコンサル契約を結ばせ、その費用を消費者金融で借りさせたうえで、さらに暗号資産の投資に誘導する複合型です。借入まで指示される点が特徴で、被害額が本人の資力を超えることが多くなります。
6. 被害回復をうたう二次詐欺
一度被害に遭った人のリストが出回っており、「あなたの資金を回収できます」と連絡が来るケースがあります。回収の前払い手数料を求められるのが典型です。実在する調査会社や弁護士事務所の名前を騙る例もあるため、連絡が来た側から依頼するのではなく、必ず自分で調べた窓口から連絡してください。
手口を問わず現れる共通のサイン
- 連絡手段がLINE・Telegramなど、記録が消せるチャットに限定される
- 「元本保証」「絶対に儲かる」「今だけ」という言葉が出てくる
- 入金先が個人名義の口座、または個人ウォレットアドレスである
- 出金しようとすると、必ず追加の支払いが発生する
- 運営元の会社名・所在地・登録番号を尋ねると話をそらされる
資金がどこまで動いたかを確かめるところから
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